獣医学と落語
落語の小噺に「手遅れ医者」というお話が出てきます。「先生大変や!若いのが屋根から落ちて、ウンウンうなってますねん!」 「‥‥これは、手遅れじゃな。もっと早く連れてくれば良かったものを」 「せやけど、落ちてすぐ連れてきたんだっせ」 「いいや手遅れ…
落語の 「法華坊主(ほっけぼうず)」 というお噺に 「とうてんこう」 と鳴く生き物が出てきます。この生き物は、早朝に東の空が明るくなってくると 「東天紅(とうてんこう)!」 と鳴きます。辺りが明るくなり、国のすみずみまで光が差し始めると今度は 「国家…
いよいよ、その寒さがきつうなってくると、この雁(がん)は、かなんと言うので南へやって参ります。日本へ飛んで来て、冬を越すわけなんでおまっしゃろけど、その時に小さい柴の様な、小枝のようなもんを口にくわえるか、足につかむかして飛んで来るんやそう…