南の往診獣医さんのブログ

往診獣医が獣医師ならではの視点で動物のこと、社会の出来事、その他の話題についてオリジナルイラスト付きで書いています。

猫の写真をかわいく撮るには

ボランティアさんが里親募集のために
犬や猫の写真を撮るとき、
ほんとうに何枚も何枚もお撮りになります。

右から左から、正面から横から。

お見合い写真のようなものですからね。
その子の一生が掛かっているわけですから。
私も診察の手を止めます。

一つアドバイスさせていただくとしたら、
「猫の写真は直射日光の当たらない所で」
ということでしょうか。

猫は周囲の明るさによって、
黒目の大きさが特に変化する動物です。
明るい日差しの下なら、黒目は細く。

室内なら、黒目は丸く大きくなります。

不思議なことに、同じ猫でも黒目の大きさで印象が変わります。
黒目が細いときに撮るとやや冷たい表情に、
大きいときに撮ると少し優しい顔に撮れます。
例えばこの猫は少し怖い顔をしていますが‥‥、

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黒目が大きいと

f:id:oushinjuui:20190410000907p:plain

ちょっと愛嬌のある顔になります。

人間というものは黒目が大きめの顔を見ると
「好印象」を受けるようです。
黒目がち、という言葉があるくらいで、
カラーコンタクトで大きく見せる人もいますね。

ですから猫の写真を撮るときには
目が細くなってしまわないように、
明るすぎる所は避けた方が良いようです。

また、日が落ちてくると屋外でも黒目は丸くなりますから、撮影の時間帯を遅らせてもいいかも知れません。

さて、かと言って
黒目が大きければ大きいほど良いのか、
というと、そうでもありません。

あまりにも黒目の部分が大きいと、
表情や視線が読み取れないので
逆に恐怖を覚えます。
よくある宇宙人のイラストは、
黒目ばかりだから怖いわけです。

さらに言えば黒目だけいじっても
全体的な印象を覆すことが難しい、
という場合もあります。

例えば、下の画像は最近、
「地元のとんかつ屋の人形が怖い」
として話題になったものです。



魔改造だ」というような声が多数。
そして、「黒目デカすぎて怖い」
というような意見も見られました。

確かに黒目が異常に大きく、
そのせいで怖いような気がしますが‥‥。

しかしこの置物は、黒目うんぬんの前に
「全体像として怖い」
のではないかと思われます。

一応、検証しておきます。
まず、「オリジナル」の画像。
これはこれで、やっぱり怖いですね。

やはり黒目は大きすぎても不気味、
ということでしょうか。
ということで、「普通の目」に画像加工してみましょう。
普通の表情になるはずですから、もう怖くない‥‥‥
怖くない‥‥。
怖‥‥。

怖い!

思った以上のインパクトでした。

黒目の大きさである程度の印象を変える事はできますが、
それだけで全体的な印象は決定しない事がわかります。

‥‥ともかく、

・黒目が大きめに写るとかわいい
・大きすぎると不自然
・全体的な印象が大事

ということでしょうか。
宜しければご参考に‥‥。




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