スリースマイルプロジェクト
殺処分されるはずだった収容犬が、再び社会に戻って行けたら。
今日はそんなニュースを目にしましたのでご紹介します。
沖縄女子学園は、沖縄県にある女子少年院。
ここでの
「3-Re Smile (スリースマイル)プロジェクト」
の記事ですね。
3-Re Smileとは、
Reduce (犬の殺処分を減らす)
Rehabilitate(非行をした少年の社会復帰)
Return(地域への恩返し)
の3つのRと、
犬、生徒、地域の三者が笑顔になるように
という意味だそうです。
この取り組みは、沖縄県が始めた
「成犬譲渡促進事業」
に児童福祉施設が協力する形で始まりました。
「成犬譲渡促進事業」については下記が参考になるかと思います。
一般的に子犬はもらわれやすいのですが、成犬はもらわれにくい傾向があります。
この事業は、収容期限が過ぎた成犬が新たな飼い主にもらわれることを目指すものです。
犬たちはしつけを施されますが、この時しつけを行うのは児童福祉施設の子供たちと専門のトレーナーさんです。
・犬にしつけを施すことによる、子供の精神面での成長
・たとえ成犬であっても、譲渡の可能性があることの普及啓発
・成犬の譲渡率が向上することによる、殺処分減少
このような効果が期待されます。
この事業にかかわる子供たち、トレーナーさん、沖縄県に務める公務員獣医師ほか全ての人々、そして犬たちに応援と支援を‥‥。
そして私も一獣医師として、何らかの形で協力させていただければと思います。
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