ポメラニアンとジャンガリアンハムスターの共通点
ポメラニアン。
ネコ目 イヌ科 イヌ属。
ジャンガリアンハムスター。
ネズミ目 キヌゲネズミ科 ヒメキヌゲネズミ属。
どう見ても、とにかく色々と違います。
しかし、ある共通点があります。
「両方とも哺乳類である！」
というのは無しですよ。
答えは、
・原産地の名がつけられていること
・その原産地が有名でないこと
です。
ポメラニアンの原産地は「ポメラニア」。
おお、あのポメラニアか！
という人はあまりいないはずです。
ポメラニア地方はポーランドとドイツにまたがります。
黄色の線とバルト海に囲まれた領域です。
かつてここには「ポメラニア公国」という
西スラブ系の民族が建てた国家も存在しました。
ポメラニアンはここの出身。
一方のジャンガリア。
中華人民共和国の地図で示すと赤で塗った部分、
すなわち新疆の北側地域が該当します。
ジャンガリアンハムスターはこの地域を含む、
広い地帯に分布しています。
ただ発音としては「ジュンガリア」が適当で、
17〜18世紀にはこのジュンガリアを起点に
遊牧民オイラトが「ジュンガル帝国」を築き上げます。
(Wikipedia )
このように動物の品種からも、実に多くの知識が得られます。
ただし、
気をつけないといけないことも。
間違ったネーミングもあります。
例えばテンジクネズミは、
天竺＝インドが原産ではありません。
南米が原産です。
「テンジクネズミなんか知らないよ！」
そんなことを言うとモルモットが怒ります。
テンジクネズミ属ですから。
‥‥というわけで、
気になる名前の動物がいたら、ぜひ調べてみましょう。
きっと、よりその動物が身近に感じられます。
