針の誤飲!
「うちの猫ちゃんが」
「飲んだんですか?まち針を?」
「たぶん‥‥。一本無いんです。遊んでるところを見たんです。アッと思ったら無くなっていて」
「この、残ってる針と同じ長さですか。しかしこりゃあ、飲めるような長さでは‥‥」
「でも、無いんです。飲んだとしか‥‥」
翌日他院を受診してもらい、レントゲンを撮ったところやはり飲んでいたそうです。
開腹手術になったとのこと。
ところが。
奇妙な事に、これと似たような話が獣医師会で出ました。
そして、
「うちの動物病院にも同じような猫が」
「私のところには犬が」
「こっちのは、まち針ではなく針付きの糸でしたよ」
という報告が続出しました。
新型コロナの影響下、自家製マスクを縫う方が多くなっています。
そして犬も猫も、まち針や糸のついた針を飲み込む習性があります。
しかし小さな地方獣医師会内で、ここまで同じような症例報告が続くとは‥‥。
もしやこれは、全国的な規模で起こっていることなのでは‥‥?
飼い主の皆さん、自宅にいるペットが針を誤飲せぬよう注意しましょう。
いま三密回避のため、多くの動物病院が診療数を制限したり、診療を停止しています。
針を誤飲したとき、かかりつけの動物病院も、その他の動物病院も対応できない場合があります。
針の誤飲。
くれぐれも注意です。