南の往診獣医さんのブログ

往診獣医が獣医師ならではの視点で動物のこと、社会の出来事、その他の話題についてオリジナルイラスト付きで書いています。

イベントを終えて‥‥

昨日、
「動物ボランティア 会いGO!!」
無事終わりました。

カフェ・フェリシダードさん。
川沿いのお洒落なカフェです。
今回、こちらでお話させていただきました。
何て素敵な会場でしょう!

司会進行は「ミュウの会」の国吉さんと嶺井さん。
お二人とも20年以上、動物愛護活動に関わっていらっしゃいます。

まず那覇市浦添市を中心に往診していらっしゃる、
大場三緒子先生から
動物愛護管理法」や
「動物愛護管理推進計画」
などのお話をいただきました。

大場先生は公衆衛生獣医師としても18年のキャリアをお持ちです。
そのあと臨床の現場に出られ、現場での法運用のされ方についても経験を積まれました。
本来、法律のお話は難しくなりがちなのですが‥‥。

実例を交えて、とてもわかりやすく解説していただきました。

そのあと、私・北野崇から
動物由来感染症のお話を。

トキソプラズマ症」
「猫ひっかき病」
SFTS
などのお話を中心に、感染症から身を守ることの大切さをご説明しました。

「捨てられた動物を保護し、治療して譲渡し、社会に戻す活動は‥‥」

「動物由来感染症の拡大を未然に防ぐ、という面も持っているのです」

使い捨てグローブを用いた、簡単な感染防除の方法についてもお話しました。

あっいう間の2時間でしたが、参加者との距離も近く、密度の高い時間でした。

感染症のことに限らず、
「知る」
と言うことはとても大切なことです。
知識それ自体が、ワクチンとして機能するからです。

ボランティアさん、市町村、県と協力体制を築いて、この活動がより良い社会の実現につながっていければと思います。

イベントの場をご提供下さったフェリシダード様、ミュウの会の皆様、大場先生、ありがとうございました。

また、次の機会にもっとたくさんのボランティアさんとお会いできることを楽しみにしております。