南の往診獣医さんのブログ

往診獣医が獣医師ならではの視点で動物のこと、社会の出来事、その他の話題についてオリジナルイラスト付きで書いています。

素晴らしきこの世界

きのうは出張講座。
幼稚園に講話に行きました。

子供たちに、診察のときに使う道具を見せたり、うさぎに超音波をあてて心臓の動きを見てもらったりしました。

「どのような講話にするか」
というのはあらかじめ先生方と相談しますが、
私が是非お話ししたいなと思っていることは
「世界は多様性に満ちている」
ということです。

うさぎの身体ひとつとっても、人とは色々な部分が違います。

金魚やカメも、人と比べれば違う所だらけです。

なぜ違うのかということを突き詰めていくと、最終的には思考を環境にまで広げなければいけません。

その生き物の後ろの世界まで考えて初めて、その生き物のことがわかってきます。

それは人が人と向かい合う時にも同じことが言えるはずです。

「その人のまわりのこと」まで考えると、色々なことがわかってくるのでは‥‥
というように、偉そうなことを言っていたところ。

なになに。
幼稚園の周りの生き物についても解説してほしい、ですと。
いいでしょう。
どれどれ、これは‥‥。

ナナフシ!!

‥‥。
ナナフシ‥‥ですか。。。。

え〜、ナナフシというものは‥‥。
ナナフシというものは‥‥。
フシが7つあるのでナナフシと言って‥‥。

そ、そうだ!
とりあえず一緒にフシを数えましょう!
1, 2, 3.....4, 5, 6, 7.......8?...9?...10...????。
あれ?7つ以上ある!

こ、このように、よく観察することで新たな発見があるわけですね!




ナナ+フシというのは、あくまでも「フシが多い」という意味だったのですね‥‥。

逆に自分が教わって帰ってきました。

世の中、知らないことだらけです。
私個人もまだまだ未知のことがたくさんあります。
人類全体で見ても、この世界の探検はまだまだ終わっていません。

きのう会った子供達が大人になったときにも、あらゆる研究領域で解明すべき謎がまだたくさん残されているでしょう。

実に面白い星に生まれたものだなあ、といつも思います。

そしてこの先もナナフシがいて、それを見て感動する人たちがいるように、環境を守っていかないといけませんね。





足 膝 膝関節 圧迫 ウォーキング 階段 薄手 サポーター 【宅急便 送料無料】 メーカー直販サイト DAIYA FACTORYbonbone ニーラップサマー ホワイト フリーサイズ ダイヤ工業