南の往診獣医さんのブログ

往診獣医が獣医師ならではの視点で動物のこと、社会の出来事、その他の話題についてオリジナルイラスト付きで書いています。

仕事の振り幅

普通、動物病院というところは、診る動物がだいたい限られています。

病院が開いている時間帯、手術をしている時間帯、だいたい決まっています。

 

しかし、私の仕事はかなり振り幅の大きいものです。

例えば一年後の今日、自分がどこでどんな動物を診ているか、全く予想がつきません。

 

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今日だけでも、まず動物のいない所へ行きました。

飼われていた犬は先日亡くなりましたが、

飼い主さんとご家族に会いに行きました。

それも大事なことです。

 

そして、そのあとヤギを診に行きました。

ヤギというのは、多く飼うと

一斉に病気をするものです。

定期的に駆虫や感染予防をしないといけません。

今日は13頭に駆虫薬を注射しました。

80kgくらいの大きなヤギもいて、

注射ひとつにしても慣れないと結構危ないものです。

 

そのあと猫の保護施設に行ってワクチンを打ちました。

沖縄とはいえ気温が下がると、

室内飼いの猫でも体調を崩しがちです。

冬になる前にうっておきたいものです。

 

そうこうするうち今度は

ハブに咬まれた猫の相談が来ましたので、

そちらに対応します。

 

一日がいつ終わるやら、よくわかりません。

 

往診の合間に電話対応をして、

すこし時間があいたら車内でメールをチェックして‥‥

あれ?お昼ご飯は食べたかな?

という日々です。

 

確かに忙しい毎日ですが、

これはこれで幸せなことだと思っています。

1日で何日分かの、1人で何人分かの

人生を生きているような気がするからです。

 

 

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