沖縄科学技術大学院大学
以前、「多様性」に触れた続きで...。
今日は沖縄科学技術大学院大学
通称 OIST に行ってきました。
OISTは沖縄県 恩納村(おんなそん)に位置し、五年一貫性の博士課程を有する大学院大学です。
生物学、化学、物理学といった独立した領域の枠を超え、その狭間にある学際領域で目覚ましい成果を上げているところです。
往診獣医というのは環境要因に対して特に敏感です。
その環境科学というのは生物学でもあり化学でもあり物理学でもあり、まさに学際領域のうんぬん‥‥。
という細かな事は置いておいて、とにかくOISTは
「キャンパスがきれい」
です。
どこか別の国に来たようです。
建物の外観も内部も、数学的でいて冷たさを感じさせない設計です。
こういうところで研究したら、いい結果を出せそうだぞというモチベーションがふつふつと湧き上がってきます。
私は20世紀の終わりごろ大学に入りました。
当時、講堂にクーラーはなく夏は机の上に汗が垂れて大変でした。
教えている先生も汗をタオルでぬぐいながら、
「そこの寝てる人!脱水症状に陥るから、起きなさい!」
というわけのわからない注意をしていたほどです。
緑豊かなキャンパスだったため蚊も多く、講義が終わるまでに何匹叩いたかを友人と競い合うような日々でした。
途中からだいぶ改善はされましたが‥‥。
今日はあまりのギャップに驚き、しかし自分がいま汗だくになって往診している事を考えると
「あれはあれで予行演習として良かったのかも知れんな」
と妙に納得したりもしました。
皆さんもぜひ、心に新鮮な風を吹き込ませに沖縄科学技術大学院大学へ‥‥!