往診とグーグルマップ
グーグルマップの正確性に、
不具合が生じているようですね。
私もお世話になっているので、
ひとごとではありません。
往診するに当たって
「どんな道なのかな」
「駐車場はどんな感じかな」
事前に調べるにはとても重宝します。
特にストリートビュー機能は便利です。
自分が運転する視点で街を見られるので、
初めての場所でも落ち着いて到着できます。
そんなことを何年もやっていると、
たまに面白いことが起こります。
「うちの住所は〇〇町△丁目の‥‥」
「では、調べますね(ストリートビューを起動して、と)」
「高いコンクリート壁で」
「コンクリート壁‥‥あっ、たぶんここだな」
「わかりますか。じゃあ、お待ちしてます」
「あの‥‥、黒い猫ですかね」
「何がです?」
「これからお宅で診るのは、もしや黒い猫?」
「何でわかるんです!?」
「お宅の子は、外に出ますね?」
「うちの周りだけ‥‥でもどうしてそれを??」
「ストリートビューにしっかり写っていますので‥‥」
到着する前に必ず捕まえておいて下さい、
とお願いしてから向かいます。
ストリートビュー、
人間の場合はボカシが入りますが
動物にはそこまでの配慮はないようで‥‥。
これから診る動物が写り込んでいる、
というパターンがたまにあります。
もちろんリアルタイムの写真ではないので、
少し過去のその子、という事にはなりますが。
「初めて会うような気がしないね」
そう言って頭をなでる所から始まる往診もあります。
グーグルマップさん、これからもお世話になります。