南の往診獣医さんのブログ

往診獣医が獣医師ならではの視点で動物のこと、社会の出来事、その他の話題についてオリジナルイラスト付きで書いています。

連休中のお電話

大型連休。
かかりつけの動物病院もお休みかも知れません。

私も連休、といきたいところですが、
往診の場合は定期的な点滴、年老いた動物の診療、終末獣医療などの割合が高くなりますので
家族サービスしながらコソコソと働いています。

さて普通、人間が具合を悪くしたとき。
病院に電話を掛け、診察中の先生を呼び出してもらって

「私、今こういう症状なんですが、どういった病気が考えられますか」

と質問するというのは、あまりないように思います。

ところが長期の休みに入ると、このようなお電話を大変多くいただきます。

「うちの犬が朝から下痢なのですが、様子を見ていて大丈夫でしょうか」
「食欲が無いのですが、どういった病気が考えられますか」

私としてもこのようなお電話を受けると、
さすがに悩んでしまいます。

不確実な情報で下した意見であっても、
「獣医師がこう診断した」
ということになってしまうでしょうし、
その場合一番被害を被るのは動物ですから。

しかし。
かかりつけの動物病院がお休みで、
飼い主さんとしては
「どこか他にやっているところはないか」
という望みをかけてのお電話です。

「電話で相談されてもわかりませんよ!」
と怒るわけにもいきません。

かと言って、
「じゃあ診に行きましょう」
というわけにもいかないのが悩みどころです。

往診は回れる数に限りがありますし、
特に連休中はお電話の何割かが普段の往診範囲外から掛かってきます。

私もできるだけ頑張りますが、
大型連休の前には特に

・かかりつけの動物病院の休診日をチェック
・持病があれば連休前に検診
・普段飲んでいる薬は切らさない

ここは注意しておきましょう。
ではよい連休を‥。




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