お見事！な看板

トキソプラズマのお話の途中ですが、猫のフンの話まで来ましたので、ここでちょっと「フン」についての話を挟みたいと思います。

動物のフンには、さまざまな病原体が含まれていることがあります。

ですから

・散歩中の犬のフンをそのままにして去る

・飼い猫を外に出して近隣にフン害を与える

こう言ったことは、もちろん公衆衛生的な意味で問題があります。

もう一つの問題としては、

「動物嫌いの人を増やしてしまう可能性がある」と私は思います。

誰だって、

「なぜ自分が他人の動物のフンを拾わんといかんのだ」

という不満を持つでしょう。

フンは誰だってするわけですから、この場合悪いのは飼い主(人間)なのですが、不思議なことに

「あの犬がここにウンチしていく」

「あの猫さえ庭に入ってこなければ」

と責任が動物に転嫁されてしまっている例を何度も経験しました。

だから動物を飼う人は、「動物のネガティブキャンペーン」をしないように責任を持って‥‥‥。

‥‥‥と長々と書いたこの文章を、シンプルに表現した看板に出会いました。

これです。

お見事！

わずかな文字で、ストレートに。

そして考えさせる後味を残す。

この表現の瞬発力、見習いたいものです。

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