PCR検査とは?
新型コロナウイルスに関する報道で、「PCR検査」という言葉をよく耳にします。
ほら、長嶋一茂さんも‥。
PCR。
正式には
Polymerase (ポリメラーゼ)
Chain (チェイン)
Reaction (リアクション)
いわゆる「ポリメラーゼ連鎖反応」です。
‥‥‥だから何のこっちゃ?という感じですが‥‥。
ともかく、このPCRという技術を使えば、病気の診断速度が格段に上がることがあります。
実は私もPCRには大変お世話になりました。
もう10年ほど前になりますが、県の検査所で
「Multiplex PCRを用いたSalmonella Typhimurium の迅速判定法」
という試験研究をしていたことがあります。
さいわい研究が上手くいって、診断にかかっていた日数が大幅に短縮しました。
さて、では「なぜ診断が早くなるのか」「いったいどういう技術なのか」と言うと‥‥。
それを理解するには「日本むかしばなし」を例に出すとわかりやすいのです。
いまここに、昔ばなしの本があるとします。
しかし、どうしたわけか。
本は細かく切り刻まれています。
こんなふうに。
その一部を拾い上げて読んでみると、
「ごちそう」
「そのとき、白い」
「背中に」
これでは、何の昔ばなしなのかわかりません。
切り刻まれた紙はそこら中に散らかっています。
根気よく切れはじをつないでいけば、何の話かわかるのでしょうが‥‥。
気の遠くなる作業です。
まさに、このとき。
「PCR」という手法が、事態を一気に収拾させるわけです。
さあ、いったいどんな方法なのでしょうか。
皆さんも少し考えてみてください。
というわけで、詳しくは次回に。。。